「どん底」から這い上がるには、「日々の行いの積み重ね」が大切
こんにちは。鏡月です。
私がこれからお話させていただくことは、まだまだ道半ばではございますが、私自身の「体験談」をメインに、
「運」を味方につけて、「どん底」な状態からどうやって這い上がるということはどういうことなのか
について、熱く切々と語らせていただきたいと思います。
今からちょうど11年前、30歳の頃、私は一旦、東京から山形に戻ったのですが、そのときの私の状態は、
- 無職
- 資格はいくつか保有しているものの、「ブラック企業」や「非正規雇用」を経験しているため、履歴書はガタガタ
- 「奨学金」と言う名の借金持ち(その当時で残り300万円くらい)
- 独身
- 健康面での不安(不整脈+婦人病を抱え、妊娠・出産は望めない状態)
という、完全に「フルコース」な状態で、山形に戻って来ました。
ちなみに、私が「奨学金」という名の大借金を抱えた理由は、
祖父からの「虐待(精神的虐待・肉体的虐待)」と両親からの「ネグレクト」、祖父と父が「アルコール依存症」という、命の危険さえ感じる「地獄のような家」から1日も早く抜け出したかったから
というのがその理由です。
家庭環境がそんな状態ということもあってか、当然、学校では「イジメ」の対象になっていました。
そんな私にとって、頭を下げてまで山形に戻るということは、「屈辱」以外の何物でもありませんでした。
こういうとき、「結婚」の二文字に縋りたい人もいるのでしょうが、
多くの「結婚」を望む男性が、「子供」を求めているという絶対的な現実
を、20代後半の頃に徹底的に突き付けられ、まして、「奨学金」と言う名の多額の借金を背負っている自分にとって、
「結婚」に今後の自分の活路を見出せるような状況ではない
ため、
一生涯「働き続ける」ことを前提に、今後の人生を仕切り直そう
と思い、仕事も辞め、当時交際していた彼とも別れ、様々な思いを抱えつつ、一人、山形に戻りました。
…とは言うものの、「人生を仕切り直す」どころか、山形に戻ってからは、単純に「(一人で生活するために十分な給料を貰えるだけの)仕事がない」ということもそうですが、
田舎で「無職」で「独身」の女がどれだけ惨めで悲惨なものか
を、今度は徹底的に味わい尽くすことになるわけです。
大事なことなので、文字を大にしてお伝えしたいのですが、
いろいろあるけれど、それでも都会は「独身の女性」に優しい環境
だと、つくづく実感します。
当然、満足な給料を貰えるだけの仕事がない以上、日々の「生活」と「奨学金の返済」のために、
アルバイトだろうが派遣だろうが、仕事の内容が何だろうが、選り好みなどする余裕すらなく、「掛け持ち」で仕事をせざるを得ない
わけですが、「物凄いストレス」を通り越して、もはや「精神を破壊するレベル」で心が壊れて行くわけです。
「目先の金」を稼ぐので精一杯
なレベルなので、「オシャレ」がどうとか、「いい仕事をしたい」だとか、「こんな生活がしたい」とか、「いい恋愛がしたい」とか、そういう欲がどんどんかき消されて、
思考が停止
してしまうわけです。
「生きることで精一杯」なレベルだから、これ以上を望んだところで、それは夢物語であって、望むだけ無駄なのだと。
40歳で年収が300万円あればいい…なんて地域でしたから。
(今になってみれば、それがどんなに怖ろしいことかが分かりますが)
こうやって書くと、「インターネットでビジネスをすればいいじゃない」みたいな話が必ず湧いてくるのですが、「種銭」や「種」となり得る「スキル」があればまだ恵まれている方で、
- 家にネット回線を引くお金がない
- 仕事をするためのパソコンを購入するお金がない
- パソコンのスキルを身につけるお金がない
など、とにかく「お金がない」ことが障害になりやすい。
正確なところを言うと、「ネット回線」や「パソコン」は実は何とでもなるのですが、そうした「知識」がない&辿り着けないケースを多く見て来ました。
「アフィリエイト」などほぼ原価「ゼロ」で出来る仕事を「副業」としてやろうにも、結果が出るまでどうしても時間がかかるわけで、そこまで待てる「経済的なHP」がない人が多かったように思います。
また、とにかく「お金がない」ことから、
「交際費」に回せるお金が少ないため、人間関係&行動範囲が狭くなりがちで、人から入って来る情報が少ない環境下にある
人が多いことも、「抜け出したくても抜け出せない」状況に拍車を掛けているように感じました。
「ネット」で情報を得ようにも、どうしても「限界」はありますから。
また、それに加えて、田舎では生活必需品である「車」絡みの出費(車検代、ガソリン代、ローンを抱えている人は月々のローン)があり、人によってはそこに「住宅ローン」ものしかかるため、県内でも「いいところの会社」とか「公務員」、「医師」や「看護師」などの仕事をしている人を除いては、殆どは経済的にカツカツな人が多くて、
まさに「生かさず殺さず」を地で行く生活
なため、「病気」や「失業」など、少しでも何かあろうものならば、そんな蓄えなどない家庭の方が多いですから、かなりの確率で一気に「借金生活」に突入してしまうわけです。
実際、「消費者金融」や「銀行のフリーローン」でとんでもない額の借金をしている人
もたくさん見て来ました。
「こうやって、田舎に住む人は、「自分達で何とか頑張って変えよう」みたいな気持ちを失って行くのか」ということを、リアルで実感しましたし、それが私が都市部だけでなく、「地方経済」にも目を向けている最大の理由です。
こうやってつらつらと書いてきて、「絶望」の二文字しか見えて来ず、暗い気持ちになってしまったのですが、このような状態では、やれ何が「運」だの、「開運」だの、「成功」だの…と、生まれてきたことや、周囲を呪いたくなるような状況なわけです。
このまま何十年も飼い殺しにされているのは嫌だ!
でも、どうしたらいいのか分からない…という、かつての私のような方は、決して少なくはないのではないかと思います。
こうした状況下から着実に抜け出すために私がやったことは、
「奨学金の完済」を最優先課題にし、完済後に人生設計をし直すこと
でした。
というのも、「運気」の面から見ても、「住宅ローン」はまだしも(正直、「車のローン」も微妙と言えば微妙)、
「借金(過剰な「火」の気)」があると、全ての運気が燃やされてしまうため、文字通り「焼け石に水」の状態
なので、このような状況下に陥っている場合、とにかく「借金の完済」を最優先にする必要があります。
このとき、一番やってはいけないのが、
「一発逆転」を狙うこと
「ギャンブルの借金をギャンブルで返す」くらい、空恐ろしいことなのですが、こうした状況下にあるときは、とにかく頭の中が金、金、金…と、お金のことしか考えられなくなってしまっている。
「経済的な困窮」は、確実に人を歪ませる
ので、まずはここから解決して行く必要があるわけです。
そんな状況で、「ビジネス(投資)で一発当てよう」とか、「結婚すれば何とかなる」みたいな考えは、まさしく自殺行為です。
このような状況下においては、
とにかく「日銭」を確実、かつ、着実に稼ぎ続ける
ことに尽きますから、「いつ入って来るのか分からない現金」よりも、アルバイトや派遣などで「働いた分、着実に入って来る現金」を最優先にするしかありません。
辛かろうが、苦しかろうが、プライドがズタズタになろうが、ここは「甘え」や「もしかしたら」という期待を捨て切って、腹を括ってやり抜くしか道はありません。
そんな状況下において、「奨学金」を完済するまでの間、私がやったことは、
「運の器」を鍛えるために、「土」の気を強化すること
でした。
過去の自分のことをこう言うのも何ですが、私がそれなりに「運」を鍛えていたのであれば、30歳の時点で、
- 無職
- 資格はいくつか保有しているものの、「ブラック企業」や「非正規雇用」を経験しているため、履歴書はガタガタ
- 「奨学金」と言う名の借金持ち(その当時で残り300万円くらい)
- 独身
- 健康面での不安(不整脈+婦人病を抱え、妊娠・出産は望めない状態)
といったことは「有り得ない」はずなのです。
「自分のやりたいこと」や「目の前の生活」を優先して、「自分はまだ若いから大丈夫」と「自分がやりたいこと」しかやらず、「運を鍛える」ことをやって来なかった自分が悪い
というのは、今になってみれば分かるのですが、その当時の自分にはそれが分からなかった。
それどころか、「こんなに頑張っているのにどうして?!」と、世の中や周囲に対して「憤り」さえ感じていました。
怒り=過剰な「火」の気
のため、「借金(過剰な「火」の気)」同様、運気をどんどん燃やす原因なのですが、余計に火に油を注いでいた状態でした。
「運」を悪くさせていたのは、他ならぬ「自分自身」だった
ことを痛感&反省した私は、
「風水」で環境を整え、毎日の日常生活で出来る「開運行動」をメインに、お金がない中をやりくりして「吉方位旅行」に行き、こうした「開運法」をバカにせず、地道に、かつ、着実に積み重ね続けた
のですが、元々がこういう状態でしたから、とにかく「実感」が出来ないわけです。(笑)
「こういう状況を1秒でも早く何とかしたい!」という焦りがなかったと言えば嘘になりますが、
バケツに穴が開きまくっている状態で、「一発逆転」出来たとしても、また時間が経てば元の木阿弥に戻るだけ
なので、焦りや苛立ちをグッと堪え、着実に「穴」を塞ぎつつ、「運の器」を鍛え続けました。
私が「日々の開運行動」にやたらとこだわるのは、そうした経緯があってのことです。
私が「奨学金」を完済したのは、忘れもしない、2012年の9月だったのですが(当時35歳)、こうした努力が功を奏したのか、
奨学金完済後、あれよあれよと運気が動き、その翌年に「占い師」として独立することになった
わけですが、その当時の心境としては、正直、「おっかなびっくり」でした。
「自分に本当にやって行けるのだろうか」という気持ちと裏腹に、物事は容赦なくどんどん前に進んで行きました。
頭の中で次から次へと、「次はこうしろ」「これが終わったらこうしろ」というのが浮かんで来て、その通りにやったら、個人事業主としての開業届からホームページの作成、口座開設、業務の流れなど、「1カ月半」であっさり出来てしまったのです。
「運気の追い風が吹く」というのはこういうことか
と実感したのは言うまでもありません。
その後、「山形」から「東京」へと活動拠点を移し、有難いことに良いお客様にも恵まれ、全国津々浦々でセミナーを開かせていただけるまでになり、現在に至るわけですが、
「偶然」を支配しているのは「運」なんだな
と、お客様のお話を聞いていても、私自身の実体験を含めても、つくづくそう実感しています。
偶然から「チャンス」を掴むためには「運」が必要だし、それには普段から運を鍛えていないと掴めない
わけですが、
かつての自分のように、「目の前の現実」を優先するあまり、「運」を後回しにしてしまっている人が多い
ことは、かつて「自分自身が通ってきた道」だけに、余計にそう思うのです。
「運命」とは「命」を「運ぶ」と書きます。
日々の何気ない行動が、その人の「運」を左右している
以上、「普段の行い」こそが最も大切なものだと、私はそう考えています。
まだまだ未熟者で、上には上がいる、下には下がいることは十分承知しておりますが、
ここまで「役満」状態の中から這い上がって来た占い師はそうそういない
と思っています。
だからこそ、これからも「日々の開運生活の大切さ」を提唱し続けて行きたいと思っています。
(セミナーでは、そのあたりのことをガッツリお伝えさせていただきます!)
それではまた次回☆
- 2018.11.15 Thursday
- 19:00
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- by 鏡月 凰仙